シスコ技術者認定公式ガイド：資格教科書のEXAMPRESSシリーズ

マイクロソフトオフィススペシャリスト（MOS） NTT コミュニケーションズインターネット検定（.com Master）

新刊情報

「シスコ技術者認定公式ガイド」の特長

シスコ技術者認定試験の公式対策書は、Pearson Education社とCisco Systems, Inc.の合弁による米国の出版社Cisco Press社から刊行されています。Cisco Pressは資格試験対策書だけでなく、シスコシステムズ社のネットワーク関連書籍を400タイトル以上刊行し、世界中のネットワーク技術者の愛読書となっています。『シスコ技術者認定公式ガイド』シリーズは、この公式試験対策書の日本語版として翔泳社が刊行しています。

「シスコ技術者認定公式ガイド」シリーズ各書籍の紹介

「シスコ技術者認定」の概要

５つのレベルと８つの分野

シスコ技術者認定とは、シスコシステムズ社が実施するネットワークエンジニアに必要不可欠な知識とスキルを証明する資格制度です。

シスコ技術者認定は、「アーキテクト」「エキスパート」「プロフェッショナル」「アソシエイト」「エントリー」の５つレベル、「ルーティング＆スイッチング」「デザイン」「ネットワークセキュリティ」「サービスプロバイダー」「サービスプロバイダーオペレーション」「ストレージネットワーキング」「ボイス」「ワイヤレス」の８つの認定分野で構成されています。

その他、特定分野の高い専門知識を認定するスペシャリスト認定も用意されています。シスコ技術者認定プログラムの詳細は、シスコシステムズ合同会社のWebサイトをご覧ください。

主要認定資格体系

認定分野概要

共通

CCENT（Cisco Certified Entry Networking Technician）
ネットワーク技術者にとってキャリアのスタート地点です。エントリレベルのネットワークサポート担当者に必要な知識と技能を有していることが証明されます。基本的なネットワークセキュリティを含め、小規模なエンタープライズブランチネットワークの導入、運用、およびトラブルシューティングを行う知識と技能が要求されます。
CCENTは「ICND1^*1、640-822J」に合格する事で認定されます。

*1 ICND1：Interconnecting Cisco Networking Devices Part 1

Cisco Certified Architect
シスコ技術者認定の頂点となる、最高水準の認定です。グローバル組織における複雑化するネットワークサポート、ビジネス戦略をより効果的かつ革新的なテクノロジー戦略につなげる能力など、ネットワーク設計者のアーキテクチャに関する能力が問われます。シスコが選抜したエキスパートで構成される試験審査員の実務審査を受け、提案したネットワークソリューションの正当性を説明する必要があります。

ルーティング＆スイッチング

CCNA（Cisco Certified Network Associate）
ネットワーク技術者にとって必須とも言えるアソシエイトレベルの資格です。中規模ネットワークの導入、設定、運用、およびトラブルシューティングを行う能力を備えていることが証明されます。セキュリティの脅威への基本対策、ワイヤレスネットワーキングの概要、および実践的な技能が要求されます。

CCNAは「ICND1^*1、640-822J）」「ICND2^*2、640-816J」の2試験、または「CCNA^*3、640-802J）」に合格することで認定されます。

*1 ICND1：Interconnecting Cisco Networking Devices Part 1
*2 ICND2：Interconnecting Cisco Networking Devices Part 2
*3 CCNA：Cisco Certified Network Associate

CCNP（Cisco Certified Network Professional）
ルーティング＆スイッチングのプロフェッショナルレベルの資格です。中規模～大規模のネットワークの計画、実装、およびトラブルシューティング能力や、セキュリティ、ボイス、ワイヤレス、およびビデオソリューションのスペシャリストと協同で作業を行う能力を認定します。

CCNPは「BSCI^*4、642-901J」「BCMSN^*5、642-812J）」「ISCW^*6、642-825J）」「ONT^*7、642-845J」の4つの試験に合格することで認定されます。

*4 BSCI：Building Scalable Cisco Internetworks（日本語試験終了予定日：2011年6月30日）
*5 BCMSN：Building Converged Cisco Multilayer Switched Networks（日本語試験終了予定日：2011年6月30日）
*6 ISCW：Implementing Secure Converged Wide Area Networks（日本語試験終了予定日：2011年6月30日）
*7 ONT：Optimizing Converged Cisco Networks（日本語試験終了予定日：2011年6月30日）

CCNPは、新試験への切り替えが行われています。BSCI試験の代わりに「ROUTE^*8、642-902」、BCMSN試験の代わりに「SWITCH^*9、642-813）」、ISCW試験とONT試験の代わりに「TSHOOT^*10、643-832）」の3つの試験に合格することで認定されます。

*8 ROUTE：Implementing Cisco IP Routing（日本語試験終了予定日：2010年12月15日）
*9 SWITCH：Implementing Cisco IP Switched Networks（日本語試験終了予定日：2010年12月15日）
*10 TSHOOT：Troubleshooting and Maintaining Cisco IP Networks（日本語試験終了予定日：2010年12月15日）

これらの新しい試験は、現時点では英語のみで行われます。日本語試験の開始時期は、2010年12月15日の予定です。 BSCI、BCMSN、ISCW、ONTの日本語試験終了予定日は2011年6月30日です。これらの日程は予告なく変更になる可能性があります。

読者特典ダウンロード

下記のリンクから、CCNP試験の練習問題を収録した「電子書籍」が無料でダウンロードできます。詳しくは下記のサイトへ。

シスコ技術者認定ガイド　読者特典　CCNP試験練習問題「電子書籍」

CCIE（Cisco Certified Internetwork Expert）Routing and Switching
CCIE Routing and Switchingはエキスパートレベルの資格です。計画、運用、複雑な統合型ネットワークインフラの問題解決において、エキスパートレベルのネットワークエンジニアに求められるスキルを認定します。
CCIEは筆記試験（試験番号：350-001）に合格後、ラボでの8時間の実技試験に合格することで認定されます。ラボ試験では、設定だけではなく、ハンズオントラブルシューティングの技能が求められます。MPLSおよびVPNに関する設問が出題されます。

セキュリティ

CCNA Security
ネットワークセキュリティ業務に携わるIT技術者を対象とした資格です。ネットワークデバイスのインストール、トラブルシューティング、および監視によってデータやデバイスの整合性、機密性、および可用性を維持するためのスキルを認定し、シスコのセキュリティ構造で使用されている技術知識を備えていることを証明します。

CCNA Securityは、CCNAおよび「IINS^*11、640-553J」に合格する事で認定されます。

*11 IINS：Implementing Cisco IOS Network Security

CCSP(Cisco Certified Security Professional)
CCSPは、ネットワークセキュリティ分野のプロフェッショナルレベルの資格です。セキュアなシスコネットワークの構築に必要とされる、高度な知識と技術の保持者であることが証明されます。

CCSPは「SNRS^*12、642-504J」「SNAF^*13、642-524J」「IPS^*14、642-533J」に合格することで認定されます。

*12 SNRS：Securing Networks with Cisco Routers and Switches
*13 SNAF：Securing Networks with ASA Foundation
*14 IPS：Implementing Cisco Intrusion Prevention System

CCIE Security
ネットワークセキュリティ分野のエキスパートを証明する資格です。最新の業界ベストプラクティスおよびテクノロジーを用いて広範なシスコネットワークセキュリティソリューションを実装、保守、サポートするのに必要な知識とスキルを評価します。CCIE Securityは、筆記試験に合格後、ラボでの実技試験に合格することで認定されます。

ボイス

CCNA Voice
この試験では、Cisco Unified Communications Manager Express、Cisco Unity Express、および UC500 Smart Business Communications System の各ソリューションによる、小規模から中規模までの IP テレフォニーソリューションの実装と設定に関する受験者の知識が問われ、基本的な IP テレフォニーの導入、設定、およびメンテナンスのスキルを確認します。

CCNA Voiceは、CCNAおよび「IIUC（*15）、640-460J」もしくは「CVOICE（*16）6.0、642-436J」に合格する事で認定されます。

*15 IIUC：Implementing Cisco IOS Unified Communications
*16 CVOICE：Cisco Voice over IP

CCVP（Cisco Certified Voice Professional）/CCIE Voice
Voice over IP（VoIP）に代表される、基盤ネットワークアーキテクチャへの音声テクノロジーに関する知識と能力を証明する分野です。ボイス分野の資格には、プロフェッショナルレベルの「CCVP（Cisco Certified Voice Professional）」とエキスパートレベルの「CCIE Voice」があります。

ワイヤレス

ワイヤレスネットワークに関する能力や知識を証明する分野です。ワイヤレスLAN、ワイヤレスネットワークおよびモビリティインフラストラクチャの設計、導入、および運用に必要な知識が問われます。
アソシエイトレベルの「CCNA Wireless」、プロフェッショナルレベルの「CCNP Wireless」、エキスパートレベルの「CCIE Wireless」があります。

ストレージネットワーキング

ネットワークを介したストレージソリューションに関する能力や知識を証明する分野です。ストレージネットワーキング分野の資格には、エキスパートレベルの「CCIE Storage Networking」があります。

サービスプロバイダ

サービスプロバイダ事業に従事するエンジニアに必要な知識と能力を証明する分野です。サービスプロバイダ分野の資格には、プロフェッショナルレベルの「CCIP」とエキスパートレベルの「CCIE Service Provider」があります。

サービスプロバイダオペレーション

コアIP NGNのサービスプロバイダの運用に関する知識と能力を証明する分野です。アソシエイトレベルの「CCNA SP Operations」とエキスパートレベルの「CCIE SP Operations」があります。

なお、プロフェッショナルレベルの「CCNP SP Operations」は、2010年7月より開始予定されます。

デザイン

CCDA（Cisco Certified Design Associate）
ネットワーク設計の基礎的な知識を有していることを証明する資格で、デザイン分野のアソシエイトレベルの資格です。企業や組織のネットワークインフラの設計に必要な知識と技能を有していることが証明されます。

CCDAは「DESGN（*17）、640-863J」に合格することで認定されます。

*17 DESGN：Designing for Cisco Internetwork Solutions

CCDP（Cisco Certified Design Professional）
デザイン分野のプロフェッショナルレベルの資格です。この資格に認定されることで、より高度なインテリジェントネットワークの設計の概念と法則に関する、豊富な経験に基づいた知識と技能を有することが証明されます。

CCDPは「BSCI^*4、642-901J」「BCMSN^*5、642-812J」「ARCH^*18、642-873J」の3つの試験に合格することで認定されます。

*4 BSCI：Building Scalable Cisco Internetworks
*5 BCMSN：Building Converged Cisco Multilayer Switched Networks
*18 ARCH：Designing Cisco Network Service Architectures

CCDE（Cisco Certified Design Expert）
CCDEは、デザイン分野のエキスパートレベルの資格です。大規模ネットワークのための高度なネットワークインフラの計画、設計、統合、最適化、運用、セキュリティ、サポート計画を開発する能力があることが証明されます。CCDEは筆記試験に合格後、ラボでの8時間の実技試験に合格することで認定されます。

再認定制度

シスコ技術者認定の各資格には、2年～3年の有効期限が設定されいます。有効期間が経過すると取得した資格は無効になりますが、指定された試験に合格することで再認定を受けることができます。
各資格の再認定については、シスコシステムズ合同会社のWebサイトをご覧ください。

シスコシステムズ合同会社
再認定試験 - 認定試験インフォメーション

受験方法

シスコ技術者認定は、ピアソンVUEの試験会場で受験することができます。

Webサイト：http://www.vue.com/japan/
コールセンター：0120-355-583 または 0120-355-173

受験までの流れ

受験までの大まかな流れは以下のようになります。

ピアソンVUEのWebサイトまたはコールセンターで受験者登録を行う
メールで通知されるCSCO IDをメールに記載された手順に沿って有効にする
ピアソンVUE社のWebサイト、コールセンター、テストセンターにて試験の予約を行う
予約したテストセンターにて受験する
受験後に渡される「スコアシート」に沿って合否の確認を行う
※これまでにピアソンVUE社のテストセンターで受験したことがある場合1. 2.は不要

受験方法の詳細は、シスコシステムズ合同会社のWebサイト、およびピアソンVUE社のWebサイトをご覧ください。

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受験方法について

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